2020
01.12

vol.8『中国の移植犯罪 国家による臓器狩り』と「善意の犠牲」を強いる天命を受けた地上の統治者

BOOKS

『そして安倍晋三は終わった』を書くにあたり、引用・参考にした文献・資料を紹介するコーナーのvol.8です。

vol.7までは以下からごらんください。

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vol.7

 

儒教は「仁義道徳」を重んじる一方で、忠誠心の証としての食人を肯定し、歴代皇帝は「天命を受けた地上の統治者」として崇められるも、現皇帝の絶対視は、その能力ではなく前皇帝を殺し全否定することでもたらされた。

儒教による教えは言葉そのものの聞こえはいいが、その実態は民衆の個と自由を認めるものではなく、民衆を恐怖心で画一的に統治する権威者に重用された統治思想である。

中国が危険なのは、目的達成のための殺人や食人を肯定する儒教の教えが国の根幹にあり、その思想に基づいて実際の行動に出る結果、人口が多いために大惨事となるところである。

 

その中国で、出所不明のドナーから提供された臓器による臓器移植が行われている。

2019年6月17日にロンドンで開かれた「民衆法廷」で、中国では移植手術の供給のために臓器収奪が行われているとの事実をほぼ認定し、「中国では年間6~10万の臓器移植を実施している」

「中国共産党政府は精神と宗教の自由を大規模に弾圧するために、大量の法輪功学習者、ウイグル人、チベット人、家庭教会信者の殺害に関わっている」などと指摘している。

いまやアメリカに次ぐ世界第2位の移植大国となった中国には、外国人患者向けの臓器移植のあっせん(売買)サイトが多数存在している。

肝臓は1000万円から、腎臓は600万円から、心臓は1300万円から、角膜は300万円からなど、臓器別に示された値段はアメリカの10分の1程度で、早さと新鮮さを謳っている。

中国が情報を公開しないため長年わかりにくかったその実態は、2006年、中国の収容施設での臓器収奪を告発する内部関係者の証言が相次いだことで明らかになった。

元中国医療関係者の女性が米国で自らの体験を証言したことには、遼寧省蘇家屯の病院に勤務する医療事務員の女性の夫は脳神経外科医で、病院地下では5000~6000人の法輪功学習者が監禁され、そのうち約4000人が薬物注射で仮死状態となり、心臓、肝臓、腎臓、角膜などが摘出された後、病院近くのボイラー室で焼却されていたという。

 

最初は死刑囚から始まった臓器供給源は、臓器が足りなくなったために対象者が囚人や法輪功学習者に広まり、現在はウイグル族やチベット族などの少数民族も対象になっている。

摘出された臓器は外国人に売られ、中国にとっては数十億ドル規模のビジネスになった。

囚人からの臓器提供を認めた中国政府は、2015年までに死刑囚からの臓器提供を中止すると発表している。

しかし、2019年6月の民衆法廷が、最悪の事態はまだまだ継続しているとの見解を示したとおり、当局の発言は二転三転し、同意を得ていることを理由に死刑囚からの臓器提供を正当化している。

死刑囚という特別な状況下の人間から臓器提供の同意を引き出し、それを「同意」と呼んで正当化するのが中国共産党である。

さらに中国では人間を意図的に脳死させる「脳死マシーン」が開発され、その目的は移植用臓器の鮮度を長時間保つためだという。

 

利己的な殺人を「善意の犠牲」に仕立て上げて、同族の金儲けに執着する中国共産党の性質は、政治やマスコミ、宗教の名のもと、すでに日本に侵入している。

 

■引用・参考文献・資料
謝冠園監修、デービッドマタス・トルステントレイ『中国の移植犯罪 国家による臓器狩り』自由社、2013年

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