『そして安倍晋三は終わった』を書くにあたり、引用・参考にした文献・資料を紹介するコーナーのvol.4です。

vol.1
vol.2
vol.3

 

なぜ中国人は日本人を憎むのか。

日本ほど素晴らしい国のどこに他国に憎まれる筋合いがあるのか。

素晴らしいはずの日本において、しかしなぜルールを守らず、自分のミスを部下に尻ぬぐいさせ、罪と過ちの意識がない人が人の上に立ち権威をふるうのか。

その理由に納得できたのは、「中華思想」を知ったときだ。

 

中華思想は「天命思想」とも呼ばれる世界の絶対的支配者は「天」であるという考えで、「天」はキリスト教でいうところの「神」に相当する唯一絶対・全知全能の存在である。

天命思想における「天」は常にひとりの人間を自分の「子」として選ぶ。

「天」の意志はその「天子」を通じて天下万⺠に伝えられ、「天子」であるこの人間に地上世界の支配権を委ねることで地上統治は成される。

その「天子」が皇帝であり、「天子」たる皇帝に委ねられた地上世界の支配権はその皇帝のみならずその子孫にも受け継がれる。

もし「天」から支配権を委ねられた「天子」が「失敗」して「天」の思い通りの支配がなされなければ、「天」はべつな人間を「天子」として選びなおし、改めて地上世界の支配権をその人間に委ねる。

「天子」とその一族は自分たちこそが地上の統治者だと自惚れ、天下万民を「私物化」して搾取や収奪を正当化する。

「天」の「命」が現在の皇帝からべつな人間に「革(あらたま)」ることを「革命」と呼ぶ。

 

儒教は、その「天命」を受けた「天子」一族による地上統治と、それを覆す「革命」を正当化した思想で、明治維新はこの儒教思想が行動の指針となって引き起こされた。

つまり明治維新とは、幕末の「志士」たちが江戸幕府を暴力で倒そうとしたテロリズムである。

それについてはべつな機会に書くとして、問題は、この中華思想が、「天」の命を受けた「天子」がいる国が「世界の中心にある国」であると自惚れるあまり、自国を美称するだけでなく、自国と異なる周辺の文化を一方的に蔑視して蛮族とみなし、教化の対象として見下す点である。

教化とは教育と異なり、「自分で考えて答えを見つける力を育む」のではなく、「自分の頭で考えることができないように一定の考え方を押し付ける」ことである。

言いかえれば「洗脳」である。

 

日本が中国から憎まれるのは、世界に「天子」たる皇帝が二人いるからだ。

『天皇がわかれば日本がわかる』には、日本の天皇もまた中華思想による皇帝=天皇大帝であると書いている。

天皇とは中国的称号で、日本はかつて中国から法律や国のあり方を学んだ。

中華以外は中華に従うべき蛮族と自惚れる中国は日本をも見下げていたが、しかし日本は中国の属国にならず、独立して島国の中で小さな中華帝国を築いた。

それが日本という国である。

 

ということは、地上の支配権が与えられている「天子」たる皇帝が、中国と日本にそれぞれ一人、つまり世界に二人存在することになる。

しかし中国は天命思想とそれを正当化する儒教により自国以外を蛮族とみなして蔑み、新しい政権は前政権の関係者を皆殺しにして樹立する。

中国共産党は天皇の処刑を最終目標としているといわれる。

その工作に含まれる「日中国交回復」を提言し、中国とのパイプ訳を担ったのは創価学会の創立者・池田大作であり、創価学会は「日本民族に天皇は重大でない」と天皇制を批判している。

創価学会が支持母体の公明党は、安倍晋三が党首の自民党とともに政権与党を担っているが、その安倍晋三は、国民から基本的人権を奪う憲法改正に執着している。

天命を受けた地上の統治者と自惚れて大暴走する中国共産党は、その目的を隠して日本にも浸透工作を行っているが、安倍晋三の悪事同様、その事実を日本の大手メディアはなぜかほとんど報道しない。

 

それが日本という国である。

 

■引用・参考文献・資料

斎川眞『天皇がわかれば日本がわかる』ちくま新書、1999年