04.20

「共産党へ受け継がれた秘密結社イルミナティの教義」と共産主義者にみられるイエズス会的性質
世界の共産党は、中国共産党も日本共産党も、「敗戦革命」で全世界を共産主義化することを目論むコミンテルンの支部として創設されたものだった。
ソ連でコミンテルンを創設した革命家レーニンは「革命のイエズス会」を目指し、マルクス主義を帝国主義の条件にあてはめて発展させた。
マルクス=レーニン主義とは、レーニンがカール・マルクスを正しく承継したことを強調したとする用語で、レーニンは、とりわけ革命に関する理論の正統性を主張した。
レーニンは革命のための理論と戦術とを構築し、「プロレタリアート独裁」、つまり労働者による革命によって樹立される権力形態を擁護した。
共産主義の祖とされるカール・マルクスは、父がプロイセンのユダヤ人弁護士、祖父がユダヤ教指導者であり、ユダヤ人問題を論じた『ユダヤ人問題によせて』を刊行した1844年、フリードリッヒ・エンゲルスと出会って社会主義的傾向を深めた。
1847年、労働者階級の最初の国際的な秘密組織「共産主義者同盟」に参加、1848年、エンゲルスとともに『共産党宣言』を執筆した。
マルクスが参加した秘密組織「共産主義者同盟」は、1830年代半ばにパリで結成された「正義者同盟」(義人同盟)の組織改編によるもので、同盟の目的を「ドイツの再生と解放」とし、「すべての人は兄弟である」をモットーとしていた。
『共産党宣言』はこの秘密組織「共産主義者同盟」の主義主張・行動要綱が本として出版されたものであり、『共産党宣言』の出版以降、共産主義運動は活発化していく。
「共産主義者同盟」の前身である「正義者同盟」はイルミナティという秘密結社の外延組織であり、共産党の教義はイルミナティの教義を継承したものであるという。
イルミナティの綱領と「目的達成のためなら手段を選ばない」との教義は、すべて共産党に継承された。例えば、共産党宣言では「共産党員は自分の観点と意図を隠そうとはしない」「目的は暴力で現存するすべての社会制度を転覆することのみで達成される」と主張する。レーニンは、「我々はすべての詐術、陰謀、欺瞞、狡猾、違法手段、隠ぺい手段を駆使しなければならず、真相を覆い隠さなければならない」と公言した。
残虐と欺瞞は、共産党政権の共通性だ。共産主義の学説は、「この世のユートピア」を創造するとのスローガンで人々を騙し、実際には人類社会の形態を壊してきた。人類に対する敵対意識は、共産主義者の共通点と言えよう。近年明らかになった文献と学者の研究によると、マルクス、エンゲルス、レーニン、スターリンは全員、悪魔崇拝者であることが明らかとなっている。
(中略)
事実上、マルクスは全ての神を憎み、「共産主義」を信じたわけではなかった。彼は「共産主義」を罠として利用し、無産階級や知識人を誘惑してサタン教の教えを実現するために利用した。(「共産党へ受け継がれた秘密結社イルミナティの教義」)
イルミナティはNew World Order(「新世界秩序」)を目指しているといわれるが、その目的にも私有財産の廃絶が掲げられており、マルクスが共産主義で私有財産を禁止したのは、富を平等に民衆に割り当てるためではなく、没収された富を管理する共産党とそれを支配するユダヤ人が所有するためであった。
「グローバリズム」「新世界秩序」「この世のユートピア」などと、聞こえのいいことをいって、その実、共産主義社会の実現や国際共産主義社会の実現を進めているのが共産主義者である。
レーニンが目指したイエズス会は、16世紀、「布教保護権」というローマ教皇が世俗の権力者に与えた権利と義務の下に布教活動を行っていた。
布教保護権は、布教を理由とした戦争を正当化しており、当時のスペインやポルトガルは武力で奪い取った地を植民地として支配し、そこで貿易を行うなど独占的な権利を主張した。
コロナパンデミックに乗じて、中国企業はヨーロッパ企業を爆買いし始めているが、日本も北海道が爆買いされ、5月にはアリババ集団が運営する通販サイトに「北海道食品モール」が開設されるという。
資本主義を利用して他国に入り込み、その地を共産化するのは布教の地で貿易を独占したイエズス会と同じ手法であり、目的のためには平気で嘘をついて平気で人を殺すという残虐性からもわかる通り、中国共産党には「革命のイエズス会」の教義が継承されている。
日本はかつて中国から律令制や「天皇」号を学んで取り入れた、「中国のようになりたかった国」である。
しかし、聖徳太子が隋の煬帝に「日出処の天子、書を没する処の天子に致す。つつがなきや……」という手紙を送り、煬帝を激怒させたという話が示すように、日本は、隋や唐に使節を派遣して進んだ制度を学びはしても、中華帝国の天子との君臣関係をもつことや、中華帝国の勅諭も聞くことを選ばなかった。
かつてたしかに憧れたが属国にはならず、独立したオリジナルの国家を形成したのが日本であり、当時の日本がとった「対等でいられないならつき合わない」という毅然とした態度は、いまこそわたしたちが見習うべき、共産主義者たちにとるべきもっとも必要な姿勢である。
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