2020
04.01

『知ったら怖くなる中国政府と人民解放軍の実態』と、大量殺人を人類の進化と考える人たち

文化・歴史

 

中国人は、自分の利益のために嘘をつくのに抵抗がないという。

江沢民の時代には、「村の連中は村役人を騙し、村役人は県役人を騙し、県役人は国務院を騙し、2億人は騙しテクニックを訓練中で、10億人が騙しを金儲けのテクニックだと考えている」と言葉も流行したほどで、「記者の95%以上が賄賂で動く」といわれている。

官僚の上層部から下層部まで不正と腐敗が進み、正義も道徳も消え失せて巨大な利益集団と化した中国共産党政府は、自分たちの利益のために新型コロナウィルスについての情報をも隠ぺいをし、世界中に甚大な不利益を与えることになった。

 

その中国には、かつて「一人っ子政策」という人口政策があった。

「夫婦1組あたり、1人の子どもしか持てない」とした一人っ子政策は、1979年に始まいり、35年続いて2015年に廃止されたが、その結果、異常な水準での男性過多や、第一子でないことなどから戸籍を持てなかった「無戸籍者」が今も約1300万人いるとされるなどの人工的な「歪み」を生じさせた。

そして中国の人口政策はほかにもある。

外国に帰化し国籍を取得させるというのがそれで、その毒牙にかかった国のひとつがカナダである。

 

『日本掠奪 知ったら怖くなる中国政府と人民解放軍の実態』にはこうある。

 

中共の「人減らし政策」によって海外に送り出された中国人は、そこで外国人と結婚して国籍を取得し数を増やしてゆく。日本には、あと1000万人の中国移民を受け入れさせる役素行になっているらしいが、そうなれば、日本に住む人間の一割が中国人という状況になる。

これがどのような結果を生むかを考えるのに、カナダの現状は大いに参考になるだろう。カナダでは移民に寛容な政策をとっており、国家の全人口のうち4パーセント近くが中国系なのである。これが多くの問題を引き起こしている。

バンクーバーと言えば風光明媚で有名な都市である。しかし、そのイメージもすでに過去のものかもしれない。移民による中国化とも言える現象が起きているのだ。

バンクーバーを中心とする都市圏人口は210万人とされるが、そのうち約18パーセントが中国系である。バンクーバー市内に限って言えば、30パーセント近くが中国系という驚くべき数になっている。それどころか周辺のリッチモンド市にいたっては半数以上が中国系とも言われ、街の看板も中国語が主で英語が従というほどの状況だ。

中国人は運転が荒く、交通事故も増えているという。また、公営のプールのシャワールームを「入浴」に使うなど、ルールを守らずやりたい放題のようである。

依然と比較して、カードや紙幣の偽造事件も多発するようになっているという話もある。中国移民によって引き起こされているこの状況は、今後もエスカレートし続けるだろう。

ちなみに、カナダのバンクーバーで、ある式典が開催された際に、客席の中国系参加者が貴賓のスピーチを無視して大声で話したり大笑いしたりしていたという。司会者がたまりかねて「貴賓に対する最低限の尊敬と礼儀はわきまえてください」と注意してもまったく効果がなかったという。

その時、出席していた駐バンクーバー中国総領事館の李文慈福総領事は、同胞の「あまりにも情けない民度」を目にしてステージにのぼり、客席の同胞に対して、中国系住民の悪習について延々と指摘したという。李副総領事は温厚な人柄と言われ、公式の場で発言する際にも必要最小限のことしか話さない人だったというから、中国系参加者のマナーの悪さは相当なものだったと思われる。

この時の李副総領事の行動は大いに称賛されたようだが、その後に中国系住民のマナーが改善されたかというと、残念ながら、その当時よりも悪化しているというのが実態らしい。日本人は、中国移民を受け入れるのがどういうことか、カナダの状況からしっかり学ばなくてはいけない。(P.154-156)

 

その中国共産党は、人口削減のためには自国民を犠牲にしてもかまわないと考えている。

人民解放軍少将で、国防大学教授でもある朱成虎は、国防大学内部会議において行った講和で、核兵器の目的を人口削減のためだと明言しており、戦争の抑止力としてではなく、人口を削減するために、「核兵器はいつか必ず使うもの」なのだという。

 

 このような人間が国防大学の教授として次の世代を指導しているのは背筋が凍えるような思いがする。さらに狂気じみた発言は続く。

 一国の内においても、人口の過剰が内戦を誘発し、ひいては核兵器を使った内戦を発生させるかも知れないのです。なぜなら、この方式は人口問題を解決する最も有効で最も迅速な方法だからです。実は核兵器の出現は人類進化の結果だと見ることもできるのです。それはなぜかと言うと、人類が生存資源を奪い合う闘争がますます熾烈さを加えれば、効率の高い人口調節ための道具が生み出され、その道具によって、人口数と生存資源の欠乏との間に生まれる矛盾という問題が緩和され。人口数と生存資源のバランスが再び回復されることになるのは必定だからです。これは一つのサイクルの過程に他なりません。

 恐ろしいことに、朱成虎は、大量に人を殺す核兵器を、人類の進化とまで言っているのである。このような軍人では、民間人を守るという発想などでてこないに違いない。とにかく大量に人を殺すことしか考えていないのは、次の発言からも明らかだ。

 大切なのは、我が中国がこの競争において機先を制し、他国・他民族の人口をできるだけ現象させ得るように努めると共に、自国の人間が数多く生き延びて、将来の世界人口の中で大きな比率を占めることができるように努力し、そうして自国の人間が将来の人類の新たな進化の過程で有利な位置を占めるようにすることです。

ここで朱成虎ははっきりと他国民を多く殺し、中国人の死者を少なくすることが目的と明言している。自国民についても、死者を少なくするのであって、守るという発想ではない。(p.226-228)


軍人が世界的な人口削減とそのための核兵器の使用を否定しない中国から、自国民の命をも奪う新型コロナウィルスは発生し、感染は世界中に広がり、いまも世界の人びとの命を奪いつづけている。

人民解放軍少将が人口削減のために考えていた核兵器のあり方とおなじことを、新型コロナウィルスが担っているのは、果たして偶然か否か。

 

また、軍人が人口削減のために核兵器を使うことを指導する中国共産党は、孔子学院という、中国共産党の考え方を広め人々の考えを操作することを目的としている洗脳機関を世界中に開設している。

その数が2019年には、162か国550か所に達したというが、しかしアメリカやカナダで孔子学院の閉鎖が相次いでおり、それは、中国共産党の危険性が周知されはじめていることである。

カナダが全人口の4%が中国人になっただけで、公共のものが私物化され、マナーの悪さが顕著になったというのだから、日本で全人口の10%の中国人になった日に、日本は日本でいられるだろうか。

人間の健康や命を奪うウィルスについて、早い段階から知っていたにもかかわらず意図的に情報を隠し、自分の利益のために世界中に死者を増やしてかまわないと考えるような危険な価値観の人は、本来の日本とは決して相容れないもののはずだ。

 

しかし、危険な価値観は、最初から危険な価値観をもとうと決心してもつのではない。

孔子学院のように、教育などいかにもよいものの仮面をかぶって現れ、もっともらしいことをいって人を惹きつけるが、教えていることの中身は、日本人になじみのない「天命を受けた世界の中心」という中華思想独特の概念と、詐欺と復習の精神である。

それらの価値観を植えつけたのちに、やがて中国共産党による日本乗っ取りに加担させるのである。

 

 

マクドナルドやコカコーラ、アウディやフォルクスワーゲンが、各社のなじみのロゴを改変し、新型コロナウィルス対策のために人との距離を置くよう求めている。

日本でも「不要不急の3密」を自粛がさけばれているが、もっとも有効的なのは、中国共産党との距離をじゅうぶんに保つことだ。

中国共産党的価値観の人物を見抜いて、ときに糾弾し、自身の人生や国においての大事な決定権を、そんな人にあけわたさないことだ。

 

■参考図書など

鳴霞『日本掠奪 知ったら怖くなる中国政府と人民解放軍の実態』桜の花出版、2012年

 

鳴霞の「月刊中国」YouTube

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