2020
03.31

『あなたのすぐ隣にいる中国のスパイ』と、「共産主義のために一生奮闘し、命まで貢献し、永遠に共産党を裏切らない」と宣誓させて洗脳し、侵略を正当化する中国共産党

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儒教でいうところの「仁」で、人を愛し思いやることを「五常」のなかでも最高の徳目とした孔子は、しかしその崇高なイメージとは正反対に、復讐心に満ちた詐欺師的思想の持主だった。

孔子学院とは、中国政府が各国の大学などと提携して設立している教育機関で、中国語教育や中国文化普及を通じた友好促進をうたっている。

中国共産党国務院教育部(日本の文部科学省)管轄の中国語教育機関で、世界各国に350以上あるとされるが、「中国共産党率いるソフトパワー機関」と揶揄されるように、つまり孔子学院とは教育機関を装った中国共産党の情報操作機関であり、「当該国の世論操作機関」、スパイ機関なのである。

中国共産党が孔子の名を冠した情報操作機関を統括しているのは、復讐心に満ちた詐欺師同士、奇妙なシンパシーで結ばれているというわけだ。

 

あなたのすぐ隣にいる中国のスパイ』には、復讐心と詐欺師的思想で孔子に同情するその中国共産党が、いかにスパイと宣伝活動に長けた集団であるかが書かれている。

そして、本来、環境や歴史、宗教などによって自然に形成されていく文化というものが、中国においては恣意的に支配の手段として形成され、その恣意的な文化の担い手が中国共産党であるといっている。

中国文化の担い手・中国共産党員には、洗脳が完了した者がなることができるのだが、その洗脳は、孔子が孔子王朝の創建のために門人に「仁」の実践を執拗に求めたように、中国共産党は、党文化のために盲目的に党を信仰することを求めるものだ。

 

中国共産党は「人民に奉仕する」と喧伝するが、その「人民」とは共産党員および盲目的に中共を信仰する者たちだけが対象である。ところで、中国共産党に入党するにはしかるべき推薦人を揃え、「入党申請書」を提出する。党は職業、年収、係累から友人関係、日頃の行動まで分析し、入党させるのに適当かどうかを検討する。これを突破すると、次にその人を教育、養成する二名の共産党員が決められる。

教育内容はもちろん中共の理論で、マルクスや『毛沢東語録』などもこの中に入る。そして、基準に達したと見なすと「入党志願書」を書かせ、入党手続きが終わり、入党儀式がある。中共の党旗に向かって「自分は自ら志願して入党し、共産主義のために一生奮闘し、共産党が必要とする場合は少しもためらわずに命まで貢献し、永遠に共産党を裏切らない」と宣誓させるのだ。日本では国旗国歌を崇敬しない人々がいるが、その人々がこのような儀式を行う中国共産党を支持しているのには、非常な違和感を覚える。党旗の前での宣誓が終わると予備党員となり、問題がなければ、一年後に正式党員となる。

つまり、完全なるマインドコントロール、洗脳が終了したということである。(p.110-111)

 

そうして「嘘」「暴力」「金銭」「情報統制」「文化の破壊」をもって、中国共産党は党文化を浸透させていくというのである。

 

さて、武漢からはじまった新型コロナウィルス感染は、中国の嘘と情報統制により、世界中に暴力的に広まった。

他国にマスクや医療機器という、金銭に値する支援をしても、精度が低くて使い物にならない。

命を奪われ、強制的に生活様式を変化させられ、世界中が新型コロナウィルスによってこれまで培ってきた各国の文化を破壊しつつある。

中国共産党が「西蔵人民」の「帝国主義侵略勢力および国民党反動勢力」からの「解放」としているのは、つまりはチベットに対する侵略であり文化の破壊であるが、侵略されたチベット人による「動乱」を中国共産党は「反乱」とした。

そして反乱分子の「平定」として、「虐殺」を正当化した。

チベットから亡命したペマ・ギャルポは、『最終目標は天皇の処刑』で中国共産党の残忍さと日本乗っ取り計画を著し、日本が第二のチベットになると警鐘を鳴らしているが、中国発の新型コロナウィルスによる侵略は、世界中に中国共産党文化が浸透する準備が整いつつあるということだ。

 

日本がチベットの二の舞を舞わないためには、多くの日本人が、中国共産党の卑劣で残虐な実態に気づく必要がある。

そしてそのうえで、日本の文化をあらためて見つめなおし、日本のよさを思いだし、わたしたちひとりひとりがもう一度、自分たちが生きていくうえでなにが大切かをふかく考えなおす必要がある。

安くて便利な使い捨てがもてはやされて久しいが、物のみならず人をそのように扱う人たち、および企業に、多くの日本人が消費され、疲弊した。

人を安く便利に使い捨てることがいかに中国共産党的価値観であるかは、新型コロナウィルスの感染者への中国政府の対応がよくあらわしている。

 

その中国共産党の振る舞いを卑劣で残虐だと思うなら、まずは、わたしたちが自身の身近にいる中国共産党的な振る舞いをする人を排除してつき合わないことが、日本と日本の文化を守るためには不可欠であると考える。

 

■参考図書など

鳴霞『あなたのすぐ隣にいる中国のスパイ』飛鳥新社、2013年

 

鳴霞の「月刊中国」YouTube

 

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