2022
09.06

預金が引き出せない中国、預金を引き揚げるバチカン、暴落寸前の円安ドル高と7年に一度の安息年

エッセイ, 国際情勢, 経済, 文化・歴史

中国では預金の引き出しを停止する銀行が相次いでいる。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220712/k10013713321000.html

https://www.visiontimesjp.com/?p=36545

ローマ法王フランシスコは、IOR以外の銀行に保有する金融・流動資産をすべてバチカン銀行に移動するよう勅書をだした。

https://www.catholicnewsagency.com/news/252093/pope-francis-instructs-vatican-entities-to-move-all-funds-to-vatican-bank-by-sept-30

アメリカでは学生ローンの返済免除を発表し、

https://www.cnn.co.jp/usa/35192315.html

ドル円は1998年以来140円に達している。

https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202209050277

 

24年前と比べてアメリカの物価が2倍になっていることを踏まえると、今回の円安は1ドル360円の固定レートだった1970年を超えるレベルで、実際の購買量は50年以上前と同等なのだそうだ。

1998年のときは、ドル高・円安が終了するとその反動でドルは大暴落し、日本の金融機関でも「貸し渋り」、「貸しはがし」が起きた。

 

Everything is Biblical.

ユダヤ教のラビ、ジョナサン・カ-ルによれば、このような大暴落、それも、国家を揺るがしかねず、未来にも影響を及ぼす世界市場の大暴落のことは、すべて聖書に書かれており、7年おきに起こるものであり、それが「シュミータ」(Shemitah)である。

シュミータはヘブル語で「解放」「崩壊」「揺れ」を意味し、「エルル29」という次の7年が始まる前日は一年を精算する日であり、すべての借金や国の負債が帳消しになってきた。

それは祝福であるが、神に背く者たちにとっては裁きであり、紀元前586年のエルサレム陥落は、何度もシュミータを無視した結果である。

経済に影響を与えるので現在では「不況」として露われ、歴史的な大恐慌はほとんどがシュミータの年に起こっている。

歴史上番目に大きな恐慌も1937-1938年のシュミータの年に起こっているが、ウォール街が暴落した翌日にシュミータが始まっており、2007-2008年の大不況もシュミータの年に起こり、借金を帳消しにする「エルル29」の日に株式市場が大暴落した。

 

シュミータについては、『旧約聖書』の以下の箇所などが根拠らしい。

1 あなたは七年の終わりごとに、ゆるしを行おこなわなければならない。

2 そのゆるしのしかたは次のとおりである。すべてその隣人に貸した貸主はそれをゆるさなければならない。その隣人または兄弟にそれを督促してはならない。主のゆるしが、ふれ示しめされたからである。

3 外国人にはそれを督促することができるが、あなたの兄弟に貸かした物はゆるさなければならない。

4 しかしあなたがたのうちに貧しい者ものはなくなるであろう。(あなたの神、主が嗣業として与られる地で、あなたを祝福されるからである。)(申命記15:1-4)

 

さまざまな面をもつシュミータは、「解放」「崩壊」「揺れ」などにリンクする出来事だけでなく、物理的な現実にも影響を与える。

たとえば、「塔」と「経済」。

聖書で「塔」は「Migdal」、ヘブル語で「偉大」という意味だが、世界中で建造される「塔」と「偉大」であることはリンクしており、「塔」は国の偉大さ、誇り、栄光の象徴であり、バベルの塔に象徴されるように、“世界一高い塔”と“国の力”は関係している。

中世までは世界一高い塔はヨーロッパにあり、ヨーロッパが力を握っていた。

しかし、1870年、世界一高い塔(ワシントン記念塔)の建設がアメリカで始まり、翌年にはアメリカが世界でもっとも経済力をもつ国となった。

アメリカの力が世界中で強大化し、アメリカ最強のときは第二次世界大戦が終わる1945年であったが、9.11アメリカ同時多発テロで崩壊した世界貿易センタービルは、構想が練られた1945年、着工の1966年、開業の1973年、崩壊した2001年がすべてシュミータの年であった。

 

9.11によるビルの崩壊がウォール街の暴落を招き、アメリカは権力と経済の両方が崩壊したわけだが、世界貿易センタービルの建設が国の台頭を示すなら、その崩壊は未来に対する警告でると考えられる。

構造物や組織を崩壊させ、人びとの口座からお金を消し、国の栄枯盛衰にインパクトを与えるシュミータ。

ウォール街が暴落した1971年は第一位次世界大戦の最中でもあったが、この大戦では、ドイツ、ハンガリー、ロシア、オスマン帝国という4つの帝国が崩壊した。

まさにその第一次世界大戦の舞台でアメリカは台頭してきたのであり、28年後のシュミータの年の1945年には、国ぐにを揺るがす第二次世界大戦でまたアメリカが台頭した。

 

アメリカの栄枯盛衰にかかわる重大な出来事はもとより、冒頭にあげたような、銀行の預金引き出しができなかったり、預金移動の勅令がでたり、学生ローンが帳消しになったり、為替が暴落の直前に似た変動をみせていることは、たしかにこれから起こりうるなにか大きな出来事の前触れに思えて不気味だ。

でもそれは、シュミータの謎というよりは、聖書の神を信じ、聖書をよく知って、かつ世界を動かすことができるだけの資金や権力を手にしている人びとが、聖書通りに事を進めようとして意思決定して(あるいはおそらく神にそのように意思決定させられて)いるからだと考えると、突如興った大国が物語みたいな廃れ方をするのも、小粒の詐欺師が一夜にして全財産を失うのも、すべてが神様の采配なのだろと思えてくる。

神や神の計画のことは理解できなくても、それでもシュミータを理解することは、これから起こる「解放」「崩壊」「揺れ」を、ある程度予測と準備をもって対応できるということになりそうだ。

 

1945年は、アメリカが台頭し、世界の超大国としての地位を確立した年であり、同時に、米ドルが世界的な基軸通貨となった年でもある。

その後の2001年の史上最悪の市場暴落、2008年のウォール街暴落は、アメリカが崩壊に向かって進む道がお膳立てされているかのような出来事だと思える。

それから14年経った2021年9月から2022年9月がシュミータの年で、この9月はまさにシュミータのピークの月にあたる。

アメリカが崩壊したら、米ドルが基軸通貨でい続けられるだろうか。

というより、神が定めた7日目の安息日の周期で、日常的、世界的、歴史的な物事を進めることを是とし、おそらく実際に歴史的な出来事に影響してきた人たちにとって、ドルが基軸通貨になった1945年から77年後の2022年にドルが世界の中心でなくなることは、けっこうでっかいなんらかの意味をもつのではなかろうか。

 

日本でも、安倍暗殺は日本を揺るがす出来事だった。

“日本のトランプ”とも呼ばれた安倍の暗殺が、「解放」「崩壊」「揺れ」のひとつであるなら、いままさに崩壊しつつあるアメリカで、FBIがトランプ大統領に捨て鉢の攻撃を仕掛けているのも偶然ではなさそうだ。

アメリカを崩壊させたい人たちにとって、もっとも消えてほしいひとりがトランプ大統領なのだろうし、秘密裏に既成事実を作りあげて都合の悪い人を排除してきた人にとって、第三者の監査など冷静で客観的な目で自分たちを判断されるようになることは、死刑宣告に等しい。

シュミータの開始年には諸説あり、厳密に年は測れないともいうけれど、さて、どうなるか。

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