2020
02.13

「消すことのできない人工的痕跡」

エッセイ

 

武漢肺炎の感染拡大の問題点は、ひとつは発生そのものにあり、もうひとつは中国共産党の起こし始めの行動が遅かったことにある。

病気の発生そのものは2019年末にはすでに中国の医師たちが警告していたのに、中国政府の起こし始めの行動は遅く、その情報を鵜呑みにするWHOと日本政府の起こし始めはさらに遅かった。

トップが愚鈍であることで割を食うのはいつもその下の立場にいる者であるが、現在の日本政府の愚鈍は、そのことをよく理解した上での愚鈍である。

 

発生当初、肺炎患者の大半が武漢華南海鮮卸売市場への来訪者か市場で働いている従業員と関係があるとされた。

市場から約30kmの距離に武漢ウイルス研究所(武漢P4研究所)がある。

それは単なる偶然かもしれないが、不衛生で、食人の歴史さえあり、金が神の中国で、生物兵器の実験に使った動物は果たして正しい方法で処理されているのだろうか。

習近平は、肺炎が拡大したことを対応が遅れた武漢市や湖北省政府など地方の問題として関係者を大量に処分したが、最近になって武漢のP4ウイルス研究所の責任者を中国軍の生物化学兵器防衛の最高責任者である陳薇少将が引き継いでいる。

 

中国軍機関紙・解放軍報は1月31日、陳薇少将が湖北省武漢市に入り、市の新型コロナウイルスによる肺炎の防疫対策に当たっていると報道した。

ポータルサイト微博豆瓣2月7日によると、陳薇少将は10日以上武漢に滞在している。陳少将は、中国の生物化学兵器防衛の第一人者で、軍事医学科学院生物工学研究所の所長。陳氏はまた、SARS期間中に専用の防疫スプレーを発明し、1万4000人の臨床医療従事者の感染を回避させたという。

さらに、陳氏はエボラウイルスと炭そ菌の治療において「顕著な成果を上げた」と軍広報紙は伝えている。

武漢発の新型コロナウイルスの発生以来、中国科学院武漢国家生物安全実験室、通称武漢P4実験室(バイオセーフティーレベル4研究所)が、特別な注目を集めている。同研究所は、ウイルスの発生源とされる海鮮市場から約30キロの地点に位置する。一部の医学論文では、コウモリ由来のコロナウイルスを研究する科学者が、人体に適応するように遺伝子操作していると指摘した。

武漢ウイルス研究所の石正麗氏は2月2日、ソーシャルサイト微信で、「新型コロナウイルスは実験室と無関係であることを命をかけて保障する」と書き込んだ。(武漢P4研究所、中国軍の生物化学兵器専門家が責任者に=情報

 

しかし、その新型コロナウィルスについて一部の海外の専門家は、同ウイルスが実験室で人工的に合成されたと指摘し、アメリカ・ホワイトハウスはアメリカの科学者に対して、ウイルスの発生源について調査するよう求めた。

 

ある2本の論文は、新型コロナウイルスのスパイク・タンパク質にある4つの重要なアミノ酸残基が人為的に替えられたと指摘しました。4つのアミノ酸残基が替えられたにもかかわらず、スパイク・タンパク質と受容体の結合性に変化がないのです。1本の論文は、中国科学院パスツール研究所の専門家、崔傑さんが書いたものです。もう1本の論文は、インド工科大学のプラダン(Pradhan)教授らが執筆したものです。インドの研究チームは、新型コロナウイルスのタンパク質はHIVウイルスと酷似していると指摘しました。中国の研究チームは、新型コロナウイルスがACE2(血管機能に関わるアンジオテンシン変換酵素2)細胞受容体に結合して感染するとの見方示した。

遺伝子の突然変異について、特にウイルスの遺伝子突然変異は一般的に、自然突然変異と言います。これは無作為で、いかなる機能性や目的性を持たないので、遺伝的浮動(genetic drift)と言い、ウイルスの自然的な再集合とも言います。しかし、新型コロナウイルスについて、われわれはこのウイルスが、受容体タンパク質の働きを保ちながら、正確的に「異変」していることに驚いています。

このウイルスはなぜ、その働きを保ちながら、正確に異変したのでしょうか。自然界では、このような現象はあるが、しかしウイルス研究者として、このような現象を目にする確率は非常に低いのです。だから、その2本の論文は、新型コロナウイルスが人為的に合成されたものだという仮説を唱えたのです。(欧州のウイルス専門家、新型コロナウイルスに「消すことのできない人工的痕跡」)

 

この仮説が証明される頃には、「新型コロナウイルスは実験室と無関係であることを命をかけて保障する」とした研究所員もまた、処分された湖北省や武漢市両トップと同じ運命を辿っているのだろう。

 

トップに立つ人は、いくらもっともだと思える言葉を言っていても、弱者や下の者を助けようとしないことでその暴力性が露わになる。

部下を処分して自分が退かない習近平と、部下が習近平にそれでもまだ事大するのは、自惚れた中華思想の弊害と、それくらい恐怖でがんじがらめになっているということだろう。

まともな思考回路をしているなら、弱者を見殺しにするような態度をとるトップを見れば明日は我が身だと思うはずで、離れた方がいいに違いないと思うはずだ。

世間体やプライドを天秤にかけて落胆しながら、それでもほんとうに大切なものを守りたいと思うなら、いままでの時間が無駄になったとしてもそんな人から離れて生きたいと願うはずだが、まともな思考回路をしていないからそうならない。

 

暴力は、それを受けた多くの人にとって「消すことのできない人工的痕跡」となる。

そして「天命を受けた世界の中心」を自称する中華思想は、「天子」を自称する無能な者を「天子」だと思い込むよう強制される、精神的暴力である。

言葉ではきれいごとを言ってもその実態は暴力を正当化する考え方であり、そういう人をトップに立たせつづける限り、日本もやがて中国のようになる。

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