06.04
輪郭のはっきりした○△□と、ぐにゃぐにゃの○△□
きしょい、のひとことである。
一見、堂々と自身の考えをもって、はっきりと意見を言っているように見える。
しかし、その中身は差別を肯定し、虐殺を正当化し、他人の自由と権利は侵害されてよいと考えている。
要は、ただ騒がしく同じことをくりかえしているだけである。
一瞬冷静になって考えるときがあるが、その結論が中国共産党を批判する結論に行きつきそうになると、反射的にその考えを排除し、考えないことを美化する「信じるべき」という妄信を選択する。
あるいは都合の悪い現実からは、子どもみたいな言い訳をして、逃げる。
これが中国人、というより、中国共産党的思想に染まった人の特徴であるが、でもこの特徴は、中国人だけが持ち合わせているものではない。
勝手に自身を権威づけし、もっともらしく平和や平等を謳いながら、差別を肯定し、自由と権利の侵害を正当化し、論理的に破綻しそうになると信じる心の弱さを責めて逃げる人、は、親中議員と呼ばれる政治家でなくとも存在する。
熱狂的であること自体は悪いことではない。
けれど、どういうジャンルの組織であれ、へんな熱狂で人を巻き込んだあと、巻き込まれた人がそこから抜けることに罪悪感を抱かせるという空気が醸成されている組織は、直接的に中国共産党の下部組織でなくとも中国共産党的組織といえる。
重要な物事の決定権をもつトップが差別や暴力を正当化する人間なら、その組織では差別や暴力がはびこるようになる。
本心では嫌だと思いながらも、罪悪感や恐怖で支配されて抜けられずにいる人が、上の動画の学生のような気持ちの悪いことをする人間になる。
そしてそれは、年齢や国籍、社会的地位や美醜を問わない。
むかし、数学の授業で先生が、突然黒板に、きっちりとした輪郭の〇と△と□を書いた横に、みみずがのたくったような、ぐにゃぐにゃと歪んだ一筆書きの〇と△と□に見える図を書いたことがあった。
なにがきっかけでそうなったのかは忘れたけれど、先生はそれらの図を手早く書き、ふたつの図を、ばん、ばん、と叩いて指し示し、
「これと、これは、同じなんだよ。これと、これが、同じに見える目を持ちなさい」
と、憤って仁王立ちした。
あのときは、この人はなににこんなに憤っているのかと思ったことだったが、つまりそれは、そういうことだ。
みみずがのたくったような、ぐにゃぐにゃと歪んだ一筆書きの〇と△と□に見える図を、輪郭のはっきりした〇と△と□と同じに見えないという人、あるいは、ほんとうは同じに見えていても別物だといつまでも言い張る人。
そういう人を放置し、また関わりつづけて失うものは、学校でテストで点数を失うことの比ではないのだ。
■参考動画
中国は洗脳教育を幼稚園から、その教育の影響はいつまで経っても変わらない。その洗脳教育から抜け出せるのは本の一部にすぎない。洗脳と恐怖で中国をコントロールするCCP。
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